Re: 発電機制御系特殊ブロック(GOV)における65M/77Mの模擬について

Re: 発電機制御系特殊ブロック(GOV)における65M/77Mの模擬について @ 2024/3/8 14:14
CPATFreeサポートです。

恐れ入りますが,特殊ブロックに65M,77Mの部品自体はございません。

GOVモデルのみを考慮した,通常の過渡安定度解析用としてシミュレーションモデルを構築する場合には,65Mや77Mは固定値として定数で与えることが一般的でございます。
※数分程度までの周波数変動シミュレーションを実施する際には,65Mや77Mの変化を模擬する場合もございます。

CPATの組み込みの標準GOVモデルで適用されている固定値の設定方法は,ガバナフリー運転/ロードリミット運転によって異なり,詳細な設定方法は,「電力系統安定度システム解説書」の「4.3 調速機系 ①ガバナー運転の指定」をご参照ください。
 ※ 同マニュアルはCPATFreeインストールフォルダ内の
   [CPATマニュアル]フォルダ→R05CPATFree版(システム解説書).pdf
   (R05版の場合)より参照できます。
   特殊ブロックでモデルを構築する際には,
   同マニュアル中の「初期出力」を「タービン出力初期値」,
   「定格MW・定格出力(GMW)」を「1.0」と読み替えていただければと存じます。
   なお,タービン出力初期値は「11 外部変数ブロック>01 外部入力量(発電機)>14 タービン出力初期値[TQTS]」で入力可能でございます。

(参考)例えば,上記解説書に記載された通りに設定した場合の,GF運転時の65M、77Mは以下となります。
・65M=タービン出力初期値
・77M=タービン出力初期値 + |PLM|/100
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